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the Road of the school OD

学校の組織開発物語
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連載4-3/「チーム」の視点が教育と研究を変える。他者とのつながりが開く教員キャリアの可能性【特別編 大学の学びあい】
神戸常盤大学の初年次教育「まなぶる▶ときわびと」(以下「まなぶる」)を中心に、大学におけるチームビルディングの実践の様子を紹介してきた本連載。最終話では、京極重智先生(教育学部 こども教育学科 講師)ご自身の教育観や研究活動に起きた変化にフォーカスします。「まなぶる」での7年間の経験は、京極先生の中に「チーム」という新たな視点をもたらしました。それは専門科目である「教育の思想と歴史」の授業に導入した「哲学対話」の実践や、学科の枠を超えた教員の関係性の構築が、新たな研究フィールドの開拓にもつながっているそうです。組織開発が個人のキャリアにどう影響するのか。そして、「まなぶる」の今後の展望について話を伺いました。 ――京極先生が7年ほど「まなぶる」を担当されてきて、ご自分にとってプラスになっていることがあるとしたら、どんなことでしょうか。 京極先生 多すぎて回答に悩みますが、やっぱり「チーム」という観点を持てたことは、自分の中では大きな学びの一つです。 ――普通に講義をしているだけでは、あまり出てこない概念ですもんね。 京極先生 ...
3 日前


連載4-2/「徹底的な学生主体」への挑戦。教員採用試験対策×チームビルディング【特別編 大学の学びあい】
初年次教育「まなぶる▶ときわびと」(以下「まなぶる」)で培ったチームビルディングのノウハウは、学生のキャリア支援にも応用が試みられています。2024年度からスタートした「STEP Project」は、教員採用試験対策にチームビルディングを取り入れ、「徹底的な学生主体」で行われる授業です。なぜ、試験対策にチームビルディングなのか。そこには、「役割分担」だけでは育たない「本当のチームづくり」への思いが伺えます。そして、松山東雲女子大学からの視察で浮き彫りになった「学科横断」の意義とは。効率性や専門特化とは一線を画す意欲的な試みに取り組む、京極重智先生(教育学部 こども教育学科 講師)の教育哲学に迫ります。 ――前回のお話の続きですが、京極先生のコンテンツチームができるまでのプロセスの話をもう少し話題にしたいと思います。私たちは何かのプロジェクトを始めようとすると、まず役割を決めて始めようとしがちですが、それがチームビルディングの妨げになることがある。なぜそんなことが起こるのか、すごく興味があります。 京極先生 ちょっと話がずれるかもしれませんが、私
2月25日


連載4-1/「まなぶる」進化の裏側。教員の協働が生んだ授業設計のブレイクスルー【特別編 大学の学びあい】
【特別編 大学の学びあい】と称して、神戸常盤大学の初年次教育「まなぶる▶ときわびと」(以下「まなぶる」)にスポットを当て、開かれた学びの場と大学間交流の様子をご紹介してきた本連載。最後にお話を伺ったのは神戸常盤大学の京極重智先生(教育学部 こども教育学科 講師)。 第1回にご登場いただいた大城亜水先生 とともに、「まなぶる」の授業設計を担っておられます。全学科の学生が混ざり合い、教員も学科を超えてペアを組む「まなぶる」は、開始から8年を経て、大学の文化として定着しつつあります。しかし、その裏側には、コンテンツ設計の苦悩と試行錯誤がありました。専門分野もキャリアも異なる教員たちが、いかにして「チーム」となり、授業を進化させていったのか。その過程に迫ります。 ――まずは、京極先生のご専門についてお聞かせください。 京極先生 専門は「人間にとって教育とは何か」を問う、教育人間学や教育哲学です。学校教育だけでなく、さまざまなライフステージにおける広い意味での教育、つまり人間形成や人間変容について関心をもっています。 大学院の修士・博士課程では、「高齢者
2月10日


連載3/職員が見た「教職協働」。組織の壁を越える対話が大学を変える【特別編 大学の学びあい】
前回に続き、松山東雲女子大学による神戸常盤大学の初年次教育「まなぶる▶ときわびと」(以下「まなぶる」)見学の模様をお届けします。学生も教員も学科横断でチームを編成して行われるユニークな授業に対して、前回は教員の視点からの気づきを紹介しましたが、今回は「職員」の視点にスポットを当てます。お話を伺ったのは、事務局次長・藤田美穂さん。学園内中学・高校での勤務経験もある藤田さんは、職員室で教職員が密に連携する中高の環境と比べ、大学特有の「専門の壁」にもどかしさを感じていたようです。専門の壁を越えた教職協働の姿は、藤田さんの目にはどのように映ったのでしょうか。2028年の男女共学化を控えた変革のタイミングで行われた他大学の授業見学。教員同士が本音で語り合う姿にイノベーションのヒントは得られたのでしょうか。 ――まず、藤田さんのこれまでのキャリアについてお聞かせいただけますか。 藤田さん 私は松山東雲女子大学の卒業生で、大学の就職支援、経理、教務課などを経験し、直近の9年間は中学・高等学校の事務長を務めていました。2025年の4月に大学に戻り、事務局の次長
1月26日


連載2/「教員の学びあい」が学生を変える。他大学見学で見えた可能性【特別編 大学の学びあい】
松山東雲女子大学(愛媛県松山市)は、愛媛県松山市にあるキリスト教系大学です。現在、四国で唯一残る女子大学ですが、2028年の男女共学化に向けて、新たなイノベーションの実現に取り組んでおられます。 少人数教育を活かした教員と学生の距離の近さ、丁寧な学習・生活支援を強みとしている。一方で、控えめで消極的な学生が多いことを課題と感じておられます。 学生の「主体性」をいかに育むか。そのヒントを求め、2025年10月、教職員11名で神戸常盤大学を訪問、初年次教育「まなぶる▶ときわびと」(以下「まなぶる」)を見学されました。 そこで彼らが目にしたのは、学生の主体性を促すために教員チームが専門の枠を超えて協働し、試行錯誤しながら学びあう姿でした。今回は、見学に参加したお一人である鏡原崇史先生(人文科学部 心理子ども学科 子ども専攻 准教授)にインタビュー。見学で得た気づきと、それを自大学でどう展開しようと考えているのかを伺いました。 ――まずは、鏡原先生の専門分野と、松山東雲女子大学に着任された経緯についてお聞かせください。 鏡原先生 私は大学院で博士号を
1月13日


連載1-2/大学の「個室文化」をこじ開けろ。教職員のチームビルディングで教育はもっと面白くなる【特別編 大学の学びあい】
神戸常盤大学の初年次教育「まなぶる▶ときわびと」(以下「まなぶる」)は、学生の学びを変えるだけでなく、関わる教職員にも静かな変革をもたらしています。 2024年、2025年の2回にわたって愛媛県の松山東雲女子大学の教職員グループが、この授業を視察に訪れました。そこで彼らが目撃したのは、学生の主体性を引き出すために学科の枠を超えて協働し、オープンに意見を交わし合う教職員の姿でした。 前回に引き続き「まなぶる」担当の大城 亜水先生(こども教育学科 講師)にインタビュー。他大学からの視察を受けて感じたこと、チームビルディングの手法をご自身の専門講義や研究活動にどう応用しているのか、そして、この取り組みを今後どのように発展させていきたいかについて話を伺いました。 ※神戸常盤大学の「まなぶる」の取り組みについてはぜひ過去の掲載記事もご覧ください。→ 学校の組織開発物語/神戸常盤大学編 ――昨年、松山東雲の副学長が見学に来られた際に、大城先生のクラスで学生がトランプをしている姿を目撃したそうです。驚いて「今、休憩時間ですか?」と尋ねると、大城先生は「いえ、授
2025年12月25日


連載1-1/「まなぶる」8年目の進化論。教員と職員が共に汗をかく「教職協働」の現場【特別編 大学の学びあい】
神戸常盤大学で2017年から実施されている初年次教育科目「まなぶる▶ときわびとⅠ・Ⅱ」(以下「まなぶる」)。全学科の学生が混ざり合ってグループワークを行い、異なる学科の教員・職員がペアを組んでファシリテーションを担当する、「学科ごちゃまぜスタイル」を貫く、とてもユニークな授業です。 当サイト では 2019年にも同大学を取材しました が、それから5年。この取り組みはどのように進化しているのでしょうか。 今回は、松山東雲女子大学の教職員グループが同大学を視察に訪れたことをきっかけに、【特別編 大学の学びあい】と称して、改めて「まなぶる」の現在地にスポットを当て、開かれた学びの場と大学間交流の様子をご紹介したいと思います。 最初にご登場いただくのは、 前回の取材にもご協力いただき 、現在は授業コンテンツの設計を担う中心メンバーでもある大城 亜水先生(こども教育学科 講師)。学科改編に伴う運営の変化、教員と職員が共に授業を作る「教職協働」の副産物、そして運営チーム自身のチームビルディングが生んだブレイクスルーについて、話を伺いました。...
2025年12月10日


連載4/「協同学習」で理系の対話力を育み、チームで学び合うキャリア教育を実践【大阪電気通信大学】
今回の連載シリーズでは、2025年度から大阪電気通信大学で始まった「ジャンプスタート週間」における取り組みに注目。新入生の大学適応を促すために、複数の学科で弊社の チームビルディングプログラム『自己の探求』 を導入していただき、それにまつわる方々にプログラムの体験談やその後の変化について話を伺ってきました。 連載の最後にご登場いただくのは同大でキャリア教育コンテンツの開発を担う、斉藤 幸一先生(教育開発推進センター 特任講師)です。日本語教育を専門とし、ライティング指導の経験豊富な斉藤先生は、理系学生のコミュニケーション課題に、「協同学習」の視点からアプローチしておられます。他者と共に学ぶという点において、チームビルディングと合い通じる部分も多い教育手法を用いておられる斉藤先生の目には、『自己の探求』はどのように映っているのか?プログラムを見学した感想やその後の学生の様子など、率直な思いを語っていただきました。 ―― まずは斉藤先生のご経歴についてお伺いしたいのですが、ご専門とこれまでのキャリアについてお聞かせください。 斉藤先生 ...
2025年11月10日


連載3/「友達できるかな?」その不安が、最高の仲間と出会うきっかけに【大阪電気通信大学】
大阪電気通信大学では新入生ガイダンスの抜本的な見直しを行い、2025年度より授業開始をこれまでより1週間遅らせ、学科単位で大学適応をスムーズにするためのさまざまな取り組みが行っておられます。これを機に、総合情報学部情報学科では、新入生の大学生活への適応を円滑にするため、弊社の チームビルディングプログラム『自己の探求』を 実施していただきました。前回のインタビューでは、学科主任の升谷 保博先生(総合情報学部 情報学科 教授)にお話をお伺いしましたが、当の学生たちはどのように感じたのか?今回は、プログラムに参加した総合情報学部情報学科の1年生、SさんとIさんにインタビュー。入学直後でお互いに面識のない学生たちが、様々なワークショップを通じて互いを知り、コミュニケーションをとるこのプログラムは、彼らの大学生活にどのような影響を与えたのでしょうか。入学前の不安、プログラム体験で感じたことや交友関係の変化について、率直な思いを語っていただきました。 大阪電気通信大学 総合情報学部 情報学科1年のSさん(写真左上)とIさん(写真右上) ――...
2025年10月27日