top of page
the Road of the school OD

学校の組織開発物語
記事を探す


連載4-1/「まなぶる」進化の裏側。教員の協働が生んだ授業設計のブレイクスルー【特別編 大学の学びあい】
【特別編 大学の学びあい】と称して、神戸常盤大学の初年次教育「まなぶる▶ときわびと」(以下「まなぶる」)にスポットを当て、開かれた学びの場と大学間交流の様子をご紹介してきた本連載。最後にお話を伺ったのは神戸常盤大学の京極重智先生(教育学部 こども教育学科 講師)。 第1回にご登場いただいた大城亜水先生 とともに、「まなぶる」の授業設計を担っておられます。全学科の学生が混ざり合い、教員も学科を超えてペアを組む「まなぶる」は、開始から8年を経て、大学の文化として定着しつつあります。しかし、その裏側には、コンテンツ設計の苦悩と試行錯誤がありました。専門分野もキャリアも異なる教員たちが、いかにして「チーム」となり、授業を進化させていったのか。その過程に迫ります。 ――まずは、京極先生のご専門についてお聞かせください。 京極先生 専門は「人間にとって教育とは何か」を問う、教育人間学や教育哲学です。学校教育だけでなく、さまざまなライフステージにおける広い意味での教育、つまり人間形成や人間変容について関心をもっています。 大学院の修士・博士課程では、「高齢者
21 時間前


連載3/職員が見た「教職協働」。組織の壁を越える対話が大学を変える【特別編 大学の学びあい】
前回に続き、松山東雲女子大学による神戸常盤大学の初年次教育「まなぶる▶ときわびと」(以下「まなぶる」)見学の模様をお届けします。学生も教員も学科横断でチームを編成して行われるユニークな授業に対して、前回は教員の視点からの気づきを紹介しましたが、今回は「職員」の視点にスポットを当てます。お話を伺ったのは、事務局次長・藤田美穂さん。学園内中学・高校での勤務経験もある藤田さんは、職員室で教職員が密に連携する中高の環境と比べ、大学特有の「専門の壁」にもどかしさを感じていたようです。専門の壁を越えた教職協働の姿は、藤田さんの目にはどのように映ったのでしょうか。2028年の男女共学化を控えた変革のタイミングで行われた他大学の授業見学。教員同士が本音で語り合う姿にイノベーションのヒントは得られたのでしょうか。 ――まず、藤田さんのこれまでのキャリアについてお聞かせいただけますか。 藤田さん 私は松山東雲女子大学の卒業生で、大学の就職支援、経理、教務課などを経験し、直近の9年間は中学・高等学校の事務長を務めていました。2025年の4月に大学に戻り、事務局の次長
1月26日


連載2/「教員の学びあい」が学生を変える。他大学見学で見えた可能性【特別編 大学の学びあい】
松山東雲女子大学(愛媛県松山市)は、愛媛県松山市にあるキリスト教系大学です。現在、四国で唯一残る女子大学ですが、2028年の男女共学化に向けて、新たなイノベーションの実現に取り組んでおられます。 少人数教育を活かした教員と学生の距離の近さ、丁寧な学習・生活支援を強みとしている。一方で、控えめで消極的な学生が多いことを課題と感じておられます。 学生の「主体性」をいかに育むか。そのヒントを求め、2025年10月、教職員11名で神戸常盤大学を訪問、初年次教育「まなぶる▶ときわびと」(以下「まなぶる」)を見学されました。 そこで彼らが目にしたのは、学生の主体性を促すために教員チームが専門の枠を超えて協働し、試行錯誤しながら学びあう姿でした。今回は、見学に参加したお一人である鏡原崇史先生(人文科学部 心理子ども学科 子ども専攻 准教授)にインタビュー。見学で得た気づきと、それを自大学でどう展開しようと考えているのかを伺いました。 ――まずは、鏡原先生の専門分野と、松山東雲女子大学に着任された経緯についてお聞かせください。 鏡原先生 私は大学院で博士号を
1月13日


連載1-2/大学の「個室文化」をこじ開けろ。教職員のチームビルディングで教育はもっと面白くなる【特別編 大学の学びあい】
神戸常盤大学の初年次教育「まなぶる▶ときわびと」(以下「まなぶる」)は、学生の学びを変えるだけでなく、関わる教職員にも静かな変革をもたらしています。 2024年、2025年の2回にわたって愛媛県の松山東雲女子大学の教職員グループが、この授業を視察に訪れました。そこで彼らが目撃したのは、学生の主体性を引き出すために学科の枠を超えて協働し、オープンに意見を交わし合う教職員の姿でした。 前回に引き続き「まなぶる」担当の大城 亜水先生(こども教育学科 講師)にインタビュー。他大学からの視察を受けて感じたこと、チームビルディングの手法をご自身の専門講義や研究活動にどう応用しているのか、そして、この取り組みを今後どのように発展させていきたいかについて話を伺いました。 ※神戸常盤大学の「まなぶる」の取り組みについてはぜひ過去の掲載記事もご覧ください。→ 学校の組織開発物語/神戸常盤大学編 ――昨年、松山東雲の副学長が見学に来られた際に、大城先生のクラスで学生がトランプをしている姿を目撃したそうです。驚いて「今、休憩時間ですか?」と尋ねると、大城先生は「いえ、授
2025年12月25日


連載1-1/「まなぶる」8年目の進化論。教員と職員が共に汗をかく「教職協働」の現場【特別編 大学の学びあい】
神戸常盤大学で2017年から実施されている初年次教育科目「まなぶる▶ときわびとⅠ・Ⅱ」(以下「まなぶる」)。全学科の学生が混ざり合ってグループワークを行い、異なる学科の教員・職員がペアを組んでファシリテーションを担当する、「学科ごちゃまぜスタイル」を貫く、とてもユニークな授業です。 当サイト では 2019年にも同大学を取材しました が、それから5年。この取り組みはどのように進化しているのでしょうか。 今回は、松山東雲女子大学の教職員グループが同大学を視察に訪れたことをきっかけに、【特別編 大学の学びあい】と称して、改めて「まなぶる」の現在地にスポットを当て、開かれた学びの場と大学間交流の様子をご紹介したいと思います。 最初にご登場いただくのは、 前回の取材にもご協力いただき 、現在は授業コンテンツの設計を担う中心メンバーでもある大城 亜水先生(こども教育学科 講師)。学科改編に伴う運営の変化、教員と職員が共に授業を作る「教職協働」の副産物、そして運営チーム自身のチームビルディングが生んだブレイクスルーについて、話を伺いました。...
2025年12月10日


連載3/「友達できるかな?」その不安が、最高の仲間と出会うきっかけに【大阪電気通信大学】
大阪電気通信大学では新入生ガイダンスの抜本的な見直しを行い、2025年度より授業開始をこれまでより1週間遅らせ、学科単位で大学適応をスムーズにするためのさまざまな取り組みが行っておられます。これを機に、総合情報学部情報学科では、新入生の大学生活への適応を円滑にするため、弊社の チームビルディングプログラム『自己の探求』を 実施していただきました。前回のインタビューでは、学科主任の升谷 保博先生(総合情報学部 情報学科 教授)にお話をお伺いしましたが、当の学生たちはどのように感じたのか?今回は、プログラムに参加した総合情報学部情報学科の1年生、SさんとIさんにインタビュー。入学直後でお互いに面識のない学生たちが、様々なワークショップを通じて互いを知り、コミュニケーションをとるこのプログラムは、彼らの大学生活にどのような影響を与えたのでしょうか。入学前の不安、プログラム体験で感じたことや交友関係の変化について、率直な思いを語っていただきました。 大阪電気通信大学 総合情報学部 情報学科1年のSさん(写真左上)とIさん(写真右上) ――...
2025年10月27日


連載2/自信がない学生に「できる」体験を。自分で選んだ仲間とグループワークに臨む【大阪電気通信大学】
大阪電気通信大学では、新入生が落ち着いて学ぶ態勢を整えられる準備期間として、2025年度より2週間の「ジャンプスタート週間」を設けておられます。新入生ガイダンスの抜本的な見直しを行い、授業開始をこれまでより1週間遅らせて、学科単位で大学適応をスムーズにするためのさまざまな取り組みが行われました。その中で、3つの学科で弊社の チームビルディングプログラム『自己の探求』を 実施していただきました。なぜ今、このようなプログラムが必要だと思われたのか。『自己の探求』2日版を導入していただいた情報学科の学科主任の升谷 保博先生(総合情報学部 情報学科 教授)に、導入の背景や、当日あるいはその後の学生の様子を見て感じたことについてお聞かせいただきました。 ――まずは簡単に升谷先生のご経歴をお伺いできますでしょうか?先生は大学から情報を学んでおられたんですか? 升谷先生 いえ、実は大学生のときはロボットをやりたくて、大阪大学の基礎工学部機械工学科に入学しました。大学院でもロボットの研究をしていたのですが、研究でコンピューターやプログラミングに触れるうちに、だ
2025年10月10日


連載1-2/関係性は深まった。次なる課題は「学び合い」への転換【大阪電気通信大学】
新入生ガイダンスのあり方を抜本的に見直した大阪電気通信大学。新入生が大学生活にスムーズに軟着陸するようにと、2025年度から2週間の「ジャンプスタート週間」を設けています。準備期間を2週間に延長したことで、アセスメントテストやPCセットアップのほか、各学科による親睦行事なども余裕をもって実施できるようになったそうです。学科別企画の一部として、3学科では弊社の チームビルディングプログラム『自己の探求』 も導入させていただきました。例年にない試みを終え、学生にはどのような変化が起きているのか?新入生ガイダンスのリニューアルがもたらした具体的な変化や、その先に見えてきた新たな課題とは何か。学務部長の溝井浩先生(共通教育機構・数理科学教育研究センター 教授)に聞かせていただきました。 ――様々なハードルを乗り越えて、『自己の探求』を導入いただきましたが、溝井先生は当日の様子もご覧になったのでしょうか? 溝井先生 はい。実施された3学科のうち、1日版を実施した2学科の学生の様子はずっと見ていました。 ――当日の様子をご覧になっての率直なご感想をお聞かせ
2025年9月10日


連載1-1/大学適応を促す2週間の「ジャンプスタート週間」誕生の背景【大阪電気通信大学】
大阪電気通信大学は、1941年に創設された東亜電気通信工学校にルーツを持ち、情報教育を出発点として、あらゆる学問に先進の情報テクノロジーを取り入れた教育を展開しておられる大学です。これまで記事で取り上げてきた多くの大学と同様に、同大学でも新入生の大学適応に課題を感じておられたそうです。そこで、2025年度より、授業開始をこれまでより1週間遅らせることを決断。新入生ガイダンスのあり方を抜本的に見直して、2週間の「ジャンプスタート週間」を設ける取り組みを始めておられます。学生が大学生活にスムーズに軟着陸するための準備期間の構想はいかにして生まれ、実現にこぎつけたのか。この取り組みの中心人物のひとりである学務部長の溝井浩先生(共通教育機構・数理科学教育研究センター 教授に、立ち上げの背景と新制度に込めた思いを聞いてみました。 ――まず、溝井先生のご経歴とご専門についてお聞かせいただけますでしょうか。 溝井先生 専門は物理学です。物事の基本は物理学だろうと考え、理学部物理学科に入り、大学4年生で研究室に配属されて以来、ずっと原子核を主な研究テーマにし
2025年8月25日
Search by Univ
他の大学の記事を探す
bottom of page